ジャパニマフランス

フランスプチ引きこもり生活ブログ。時々映画レビューも。

バケモノの子【細田監督って獣人が好きなのかな・・?】ネタバレ映画感想

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監督・脚本・原作: 細田守
製作: 齋藤優一郎/ 伊藤卓哉/ 千葉淳/ 川村元気
出演者: 役所広司/ 宮崎あおい/ 染谷将太/ 広瀬すず/ 津川雅彦/ リリー・フランキー/大泉洋
音楽: 高木正勝

編集 西山茂
制作会社 :スタジオ地図
製作会社:THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年7月/ 119分/ 日本

 

【あらすじ】

母親を亡くし、行き場の無くなった少年・蓮。渋谷の街をうろついているとバケモノに「弟子にならないか」とスカウトされる。

そのバケモノこそ”渋天界”で1,2を争う猛者の熊徹だった。蓮は熊徹に弟子入りし、精神・肉体ともに強く成長していく。

【予告編】


「バケモノの子」予告2

【以下雑な感想とネタバレです。読む前に映画を観た方が面白いよ!】

 

母を事故で亡くし、離婚した父の行方もわからず、一人で生きていくことを決めた9歳の少年・。渋谷の裏通りで餅みたいなものを食べていると、ふわふわモフっとした生き物がいたのでとりあえず餌付けします。

やさぐれた気分の蓮は「皆大嫌いだ」とかブツブツ言ってる。すると熊そっくりな獣人に目をつけられ、「弟子にならないか」とスカウトされるのです。なんだかんだでバケモノの世界に入って生活することに。

 

ところで細田監督って獣人が好きなんですかね・・。「サマーウォーズ」でも「雨と雪」でも獣人が出てきましたので、 なんとなく。

 

獣人の名前は熊徹といい、バケモノの世界”渋天界”ではかなりの猛者。宗師という渋天界を束ねるポジションの候補に挙がっています。しかしもう一人の候補・猪王山は人望もあり、粗野な熊鉄とは対照的に温厚な性格の持ち主。圧倒的人気を誇ります。

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【↑9歳の頃の蓮。熊徹の家で弟子として寝食を共にすることになります。】

天涯孤独の身で強くなった熊徹は、蓮を九太と名付け、自分も心身共に成長していきます。いつしか蓮が熊徹に弟子入りしてから8年の歳月が過ぎ、熊徹と同等に戦えるほど強く成長しました。

そんな折、ひょんなことから人間界への帰り道を知った蓮は偶然出会った少女・と親交を深めます。楓とイチャイチャしだしたらどうしようと映画館でヤキモキしましたが杞憂に終わりました。

 

人間界と渋天界を行き来する蓮は、会いたかった実の父にも会え、大学に進学したいと考えるように。そんな蓮を失いたくないばかりに、頭ごなしに叱る熊徹。自分の意見を聞こうとしない熊徹に苛立ち、蓮は出て行ってしまいます。この熊徹がね・・「行くなあー!!」って本音を叫ぶんですよ。

もうこの頃には、熊徹がバケモノではなく頑固オヤジにしか見えませんでした。自分の父がこんな人だったら反発したくなるんだろうな・・。

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【↑いつしか二人は良き親子・良き稽古相手になります。】

そして迎えた熊徹と猪王山の決闘。渋天界の宗師を決める重要な大会で、劣勢の熊徹の耳に届いたのは出ていったはずの蓮の声援でした。

憎たらしくて可愛げのかけらもないけど、愛してやまない息子の声が熊鉄を突き動かします。決闘は熊鉄勝利で幕引きになるはずでした。

猪王山の息子・一郎彦が心の闇を爆発させるまでは・・。

 

一郎彦は禁止されている刀で熊鉄を貫き、高笑いとともに人間界へ姿を消します。実は彼も密かに育てられた人間の子だったのです。バケモノの世界で、自分が人間であることにコンプレックスを抱いていた一郎彦。

目の前で熊鉄が刺され怒りに震える蓮ですが、謎のモフっとした小動物に鼻を噛まれてなんとか堪える。

 刺された熊徹は瀕死の状態で一命を取り留めます。蓮は人間界に消えた一郎彦を追い、最終決着に向かうことを決意します。

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【↑クジラに形を変えた一郎彦の闇が渋谷の街を襲う!】

楓と合流し、二人で協力しながら一郎彦と対峙する蓮。自分の心の闇に一郎彦を閉じ込め、自殺する作戦を実行しようとします。なんかエヴァの絶対領域みたいでかっこいい。

 そこへ付喪神になった熊徹が、炎の剣となって渋天界から蓮のいる人間界へ一直線に落下してきます。蓮の力になりたい一心で肉体を捨て、神となった熊徹。血は違えど息子を愛する気持ちで蓮の心の穴を塞ぎ、その燃える愛の力で蓮とともに一郎彦を撃破します。

 

もう二度と会えなくても、心にはいつも熊徹という父を持つ剣士となった蓮は、人間界で生き別れになっていたお父さんと暮らします。このお父さんが若すぎてなんか友達に見えちゃう時がある。

 

ストレートな感動ポイントは・・もう熊徹の存在自体です。何ならはじめのシーンで熊徹が出てきた瞬間に涙出ましたから。

父と子、人と人とのつながりや人間の闇を猛烈に爽やかに書き出した名作です。

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【↑細田監督ファンのみならず大概の人は楽しめる映画です。】