HORROR EYES : 怖い映画と怖い小説レビュー

ホラー映画、ホラー小説レビューがメイン。時々フランス生活も綴っています。

【ホラー映画レビュー】伏線回収がエグい!衝撃のサイコスリラー『ゲット・アウト』ネタバレ感想

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顔が怖いんだってば・・。

 

2017年 アメリカ映画(103分)

監督・脚本 :ジョーダン・ピール

制作:ジョーダン・ピール / ジェイソン・ブラム

出演者:ダニエル・カルーヤ/ アリソン・ウイリアムズ / ブラッドリー・ウィットフォード

 

【▼ あらすじ】

黒人青年で写真家のクリスは、白人の彼女・ローズの実家のパーティーに招かれる。

白人ばかりのゲストの中、唯一見つけた黒人のローガンを写真に撮ろうとしたクリス。すると突然、「GET OUT!(出ていけ!)」と叫びながら、ローガンが豹変してしまう。彼の言うGET OUTとは。その真意と、ローズ一家に隠された陰謀とは。

ジョーダン・ピール監督の放つ、異色のサイコホラー。

 

【▼ 予告編です】


www.youtube.com

 

 

【▼ 以下はネタバレしているよ!未鑑賞の方は気をつけてね!】

 

 

冒頭で突然、黒人男性のアンドレが拉致されます。

この時点ではまだ、拉致された彼の恐ろしい末路は予想できません。

 

場面は変わって、写真家としてそこそこ成功している黒人青年のクリス。

最近付き合い始めた白人の彼女・ローズが、ちょっと全盛期のヒトミに似ている。

 

▼全盛期のヒトミ

【右】全盛期のヒトミ【左】・・に似ている白人彼女

 

【目次】

 

 

1. 地下の催眠場

ローズの実家のガーデンパーティーに招かれたクリス。

ローズの父は外科医、弟は医師の卵、母は「セラピスト兼催眠術師

なんで母だけめっちゃ怪しい肩書きなん・・。

 

実はローズ家の地下室は「催眠場」になっていて、拉致した黒人を幽閉して、深い催眠に落とすための場所なのです。何ゆえ、そんなことを・・?

 

あと、ローズの父がちょくちょく不穏な発言をするんよね。

「地下室は黒カビだらけだ(🟰黒人の揶揄?)」とか、

「シカが増えすぎて生態系を壊すから、あと20万頭は死ぬべきだ(🟰黒人を鹿に置き換えてる?)」とかね。

 

2. めちゃ怖!ハイソなガーデンパーティー

ハイソなガーデンパーティーが始まるんやけど、これがある意味めっちゃ怖い。

白人のおじさま・おばさまのパーティーだよ?

 

それだけでも冷や汗出そうなのに、一人で放り込まれる黒人のクリスかわいそう。

ほんでみんなクリスをめっちゃ値踏みしてくる。

日系人っぽいおっちゃんもいるんだけど、この人は値踏みする側なのね?

 

ハイソなパーティー。自分がクリスの立場なら3分で退席する自信ある。
(画像はfranceinfoからお借りしています)

 

3. GET OUTの真の意味

ここでネタバレですが、

ハイソな白人たちが集まるガーデンパーティーは、なんと”肉体のオークション”でした。

クリスの健康な肉体と、写真家としての才能を競り落とすイベントだったのです。

 

ここで、映画の冒頭で拉致されたアンドレが、ローガンという名前の別人になって登場するんやけど、もう中身が全然アンドレじゃなくなってる

 

クリスが写真を撮ると、アンドレはクソデカボイスで「GET OUT!!(出ていけぇええ!!)」を連発して、錯乱してしまう。

実はアンドレはすでに魔手術を受けていて、脳は捨てられ、代わりに白人老人の脳が入っているのです。

その恐ろしい手術を行なっているのがローズ一家でした。

 

アンドレの言う「GET OUT(出て行け)!」は、クリスに対して「ここから逃げろ」という警告であると同時に、脳を乗っ取られた彼自身の「俺の体から出て行け!」という魂の叫びだったんだね。

 

しかし時すでに遅し、催眠によって逃げ出せなくなってしまうクリス。

 

 

4.  トラウマを人質に取る「沈む意識」

クリスが連行されたのは、催眠場のある地下室。

催眠にかけられる際、母親を事故で見捨ててしまったという幼い日のトラウマが利用されます。罪悪感につけ込み、意識を深い闇へと沈めるローズ母。

 

しかし、対催眠の方法を考えていたクリス!ローズ母が催眠の合図(スプーンでカップを叩く音)を始めると、その音を遮断するため、椅子の綿を耳に詰めて回避します。

 

本当に催眠にかかっているとしか思えない演技です。

 

5. 暴かれるローズの正体と、怒涛の復讐劇!

黒人の理解者を演じていたローズ。

実は彼女こそが、魔手術を行うために黒人のボーイフレンドやガールフレンドを自宅に招き寄せていたハンターでした。

ローズ家の使用人(黒人)の正体は、脳を移植して黒人の体を乗っ取ったローズの祖父母(白人)でした

さらに、ローズの部屋で見つかった、歴代の黒人恋人たちの写真。彼らは全員、一家の犠牲者になっていたのです。

 

6. なぜか唐突にジェフリー・ダーマーの逸話が始まるよ〜

劇中で、クリスの友人・黒人のロッドが連続殺人鬼のジェフリー・ダーマーの話をするんよ。「ダーマーの被害者は黒人がほとんどだったけど、切り取った頭を生処理の道具に使ってた。

被害者の誰も、そんな運命になるなんて予想していなかったはずだ」

って言うんだよね。

 

※ジェフリーダーマーについて知りたい方はコチラ!

 

 

結末:サイコファミリー全滅でスッキリ⭐︎

後半、催眠から覚めたクリスは肉体の利を活かし、外科医の父、助手の弟、そして催眠術師の母を次々と撃破していく。

さらに、ローズの祖父に脳を乗っ取られていた黒人男性が、一瞬意識を取り戻し、クリスを手助けしてくれます。(脳がローズの祖父なのにどうやって意識を取り戻したんかは不明やけども)

 

ラストシーンは、ローズとクリスの一騎打ちです。

ローズを半殺しにしたあと、路上に放置して友人のロッドと車で去って行くクリス。瀕死のローズは誰にも助けられないまま、一人虚しく死んでいくことに・・。

【完】

 

【▼ めちゃ良く出来てる映画です。トリックがわかった後に2回目を見ると最高!】

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【▼ コチラも同じ監督によるホラー映画、NOPE(ノープ)。めちゃおすすめ!

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【▼同監督によるサイコスリラー映画、Us(アス)。観たい映画の一つです。】

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