監督:ルパート・サンダース 脚本:ジェイミー・モス / ウィリアム・ウィーラー/ アーレン・クルーガー 原作:士郎正宗
出演者:少佐(スカーレット・ヨハンソン)/ バトー(ピルー・アスベック)
荒巻大輔(北野武)/ クゼ・ヒデオ(マイケル・ピット)/オウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)/カッター(ピーター・フェルディナンド)/トグサ(チン・ハン)/ サイトー(泉原豊)イシカワ(ラザルス・ラトゥーエル)/ ハイリ(モトコの母:桃井かおり)/ 芸者ロボ(福島リラ)
【あらすじ】
科学技術が飛躍的に発展した世界。脳の神経ネットにデバイスを直接接続する電脳化技術や、サイボーグ技術(義体化)が普及している。
全身を義体化した捜査官・”少佐”は、あるサイバーテロ事件をきっかけに自身の過去が捏造されたものであることを知る。自分は機械兵器なのか、それとも人間なのか。葛藤の中事件を追ううちに、衝撃の過去が呼び覚まされる。
【以下ネタバレと感想です。先に映画を観てから読むのをお勧めするよ!】
この映画めっちゃカッコいいです。
1995年のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の世界が見事に再現されてます。
スカヨハの”少佐”が作られるシーン美しすぎる。バトーもアニメの画面から出てきたようなビジュアルです。犬のガブリエルもいるよ!
両親を亡くした過去を持つ全身義体のミラ、通称”少佐”は内務省特務機関公安9課の捜査官。事故により瀕死の状態だった彼女をサイボーグ化したのは、サイバー技術に特化したハンカ社のオウレイ博士です。
ハンカ社の接待が行われているビルで、サイバーテロによる事件が起こります。
芸者ロボがハッキングされハンカ社の博士たちの脳からデータを吸い上げてる怖い。
ビルの屋上から少佐がダイブしながら現場に突入します。
▲アニメ映画との比較。光学迷彩の完成度高けえ!さらに映画の最後にもう一回ダイブしますからね、後ろ向けで。感動してちょっと涙出ました。
芸者ロボをハッキングしデータを奪ったのは、謎のハッカー、クゼでした。ハンカ社社長・カッターはクゼを探し出すよう9課に釘を刺す。(サイトウ以外の)メンバーは全員英語なんだけど荒巻役のたけしだけ日本語で意思疎通できてる不思議。そしてたけしは映画後半で完全にアウトレイジのたけしになります。
ハッキングされた芸者ロボに直接アクセスを試みた少佐は、クゼの手がかりをつかみます。場所は地下の怪しげなバー。
▲バトーと少佐。絵になる。
バトーとともに乗り込むも顔がテカテカしたヤクザに足止めを食らい、さらにクゼの罠にかかって爆破に巻き込まれる。爆破によりバトーは両目を失い、超高機能搭載型の義眼レンズ<○> <○>になります。
少佐は坊主頭の電脳集会に行ったり売春婦のつけまを剥がさせたりしているうち、クゼが義体化に関わったハンカ社の博士たちを標的にしていることに気づく。
▲なんだか知らないけど参加したい集会。
▲左の人絶対本業モデルさんやろ。予告編ではこの人と少佐のキスシーンがあったのですが本編ではカットされてた。
専属技師のオウレイ博士がクゼの操る人間に襲われたことから、自分の記憶が捏造されていたことを知った少佐。ハンカ社によって、少佐とクゼの他にこれまで98人が義体化実験の犠牲になっていました。
クゼは復讐のためにハンカ社に対してサイバーテロを起こしていたのです。
▲アニメ映画との比較。ブレードランナーやテクノライズなみに天気が悪いです。
真実に近づく少佐に脅威を感じたハンカ社社長のカッターは、少佐の脳を停止させるようオウレイ博士に指示する。しかしオウレイは隙を見て少佐を逃します。
その記憶を頼りに、本当の母・ハイリに会う少佐。
自分は何者なのかという答えを見つけるべく記憶の中にあった小屋に赴くと、そこにはクゼがいました。過去に少佐は”モトコ”として、クゼは”ヒデオ”として恋人同士だったのです。
▲バトーには見せないであげて!
密かに少佐を追跡していたハンカ社のカッターは、クゼと少佐を殲滅するためクモ型ロボを送り込みます。クモ型ロボと少佐のバトルかっこよすぎる!
ロボの襲撃でクゼの肢体は吹っ飛び、少佐はクモ型ロボの背中の蓋(?)を外して破壊しようとする。しかしキャパシティに耐えかね、少佐の腕がブチブチと千切れ出す。
なおも力を込める少佐、腕はちぎれ飛びますがロボを爆破させます。
▲アニメ版との比較。ヤバイヤバイ腕ちぎれてますよ!
少佐にクゼが語りかける。「一緒に新しい世界に行こう、広大なネットの世界へ・・。」しかし少佐はまだこちら側でやることがあると、首を横に振ります。
バトーが走り寄って少佐を抱き起こし、サイトウの遠隔狙撃がハンカ社のヘリを撃破。カッター社長は荒巻の銃によってこれまでの報いを受けることに。
事件が収拾し、再び次の事件の捜査へ向かう少佐。過去を取り戻したその姿は夜の街に消えていきました。【END】
▲光学迷彩で夜の街に消える少佐。
アニメ版と違い、ヘッドショットされるのはクゼ(人形使い)のみで少佐は無事でした。個人的にはバトーのモトコ愛がもっと見たかったのですが、映画自体はうまくまとまってて楽しめました。DVD出たら欲しいです。
9課メンバーはイシカワが髪型一緒だけど別人種になっててワロタ、ボーマは完全に空気でした。
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▲1995年のアニメ版GHOST IN THE SHELLー攻殻機動隊ー。
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▲よし、買おう!
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▲TV アニメシリーズ第一弾。こんなかっこいいアニメ見たことない、衝撃を受けたアニメシリーズです。
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▲TVアニメシリーズ第二弾。クゼ・ヒデオが出てきます。
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▲イノセンス、それは、いのち。難解だけどめっちゃ面白い映画です。
「i do」いい曲だ!