カルラ舞う!がめっちゃくちゃ怖い〜
幼少の頃、本屋さんで漫画を物色していた私。なんとなく手に取った漫画がこの「カルラ舞う!」でした。当時は宗教バトル漫画が流行っていて、孔雀王やサザンアイズを愛読していた私は、この「カルラ舞う!」も面白そうだなと思って買ったのが始まりです。
この漫画はトラウマ製造機といっても過言ではない。そのくらい怖いのです。
こう、なんか怖さのベクトルが違う方を向いているんですよ。
目玉を穿り出すとか、皮をはぐとかは序の口です。
▼以下が信じられないぐらい怖いカルラ舞う!の描写
ー 被害者の内臓をまだ息があるのに加害者が食べ始める
ー 邪神に口を裂かれて、舌を引きちぎられて食べられる
ー 指のささむけ(ささくれ?)から一気に手の皮を剥がす
ね?めっちゃ怖いですよね?
本当、文字にするとグロい。
この内容が可愛らしい絵で展開されます。
ゾンビ漫画で耐性できてる人は乗り切れるってわけでもないのがこの漫画の怖いところで、
実際にこの漫画を読み切るには、全く別の耐性が必要なことに気づきます。
とにかく残酷だし、悲惨で、痛い。
しかも相手は邪神とか式神とかなので、全然話が通じない。
主人公は亡霊と戦える霊能者なんですが、彼女らと非戦闘員(彼女らの同級生たち)との格差がえぐいです。同級生たちが、物語の導入部分でみだりに残酷な方法で殺される展開が多いのです。
絵柄が少女漫画風なのに対して、残酷描写に全く容赦がないので安心して読めません。
出血が少ないから逆に怖いのかもしれない。
傷口がどんななってるのかわかるじゃないですか?
超痛い残酷描写を、血で紛らわせずにしっかり描いてくるんですよ。
映画で例えると、テキサスチェーンソーは大丈夫でもプライベートライアンはダメな人は読まない方がいい。(わかりづらい例え)
うわあーッて叫んで忘れ去りたくなる描写が目白押しです。
この漫画を読んだあとダンスマカブル読むとホッとする不思議。
近年、鬼滅とかチェーンソーマンとか、残酷な描写が多い漫画が問題視されていますけど、カルラ舞うが発刊されるならなんでも大丈夫だと思う今日この頃です。
▼個人的には1巻から11巻ぐらいまで収録されている、奈良怨霊絵巻 編、仙台小芥子怨歌 編、飛騨怨霊絵巻 編が最高に怖かったです。
▼カルラ舞う!を読む前に耐性をつける意味で、ダンス・マカブルはうってつけだと思います。乙女戦争の作者さんです。