みなさまこんにちは、フランスで静かに息をしているミロです。
前回「怖い間取り」という実録怪談本のレビューを投稿しました。さらっと読める怪談本だったのですが、読後なぜかひどい頭痛になりまして。しばらく何かに怯えていました。
その際、”日本の幽霊はフランスでも霊障を起こすのか”と言う疑問が生まれました。
今回はその考察回(という体の妄想回)です。
▼この本の雑なネタバレと私の感想記事はコチラ
この本は、芸人の松原タニシさんが事故物件に住んだ体験を綴った怪談本です。私はこの本を読みながら、くだんの物件をインターネットで検索して見ていました。「このマンションでこんな恐ろしい事件があったのか」と。
そして翌朝、頭痛と腹痛に襲われ、吐いた。
義実家にお邪魔していたので義実家のトイレを半日ほど占拠した。
義実家のトイレに飾られているたくさんの写真たち*1に見守られながら吐きました。
▲義実家のトイレ。フランスはペーパーホルダーが無いおうちが多いです。
具合が悪いので急いで義実家をお暇し、家のベッドでウンウン唸っていた。しかし次の日にはもうすっかり体調も良くなり、あれはなんだったんだ?状態でした。
そして思い当たったのが、霊障。
怪談本なんか読んでるからそこらへんの浮遊霊が寄ってきたんとちゃうか。
いや・・いやね、たぶんちょっと体調が悪くなっただけなんですよ。霊とか全然関係ない。
あえて言うと、”事故物件になるほどの凄惨な事件”という名の対岸の火事を覗き見ようとした私のゲスな心が、インターネットという阿鼻地獄に吸い寄せられ、鏡のように自分に跳ね返ってきただけなんですよ。
偏頭痛とも言います。
そもそもここフランスやし。日本の幽霊がフランスで活動しようとしたら、ほら、許可証(ビザ)とか必要ですよねやっぱり。
- 昇天する前の観光以外の目的で仏入国する霊体は、ヴァカンス・トラヴァイユ浄土ビザを取得すること
- 怨霊の場合は怨霊研究者ビザを取得すること
とか云々決まりがあるんでしょ?
そしてフランスのやる気ない霊たち(野原に寝転んでる)に
「ま〜た日本から霊の団体きたぜ。あいつら死んでからも働きすぎだよな〜」
とか言われつつ、フランスからアクセスした日本人(私です)を霊障に遇わせるんですよね?
亡霊の方々も、何回か住所を間違いつつ最速の速さ(この場合夜にネットにアクセスした私を翌日の朝には霊障に遭わせる=霊の世界では翌日霊障と呼ばれるサービス*2で現れるんですよね?
すいません分からないので全部妄想なんですけど、実際のところ、霊の世界はどうなってるんですかね?
【完】
▼本気で怖い話から気のせいレベルの話まで、50話弱の小噺が収められています。2時間ぐらい暇な方はどうぞ。