
2015年アメリカ映画(93分)
監督・脚本/ ロバート・エガース
制作/ ジョイ・ヴァン・ホイ
出演者/ アニャ・テイラー・ジョイ / ラルフ・アイネソン/ ケイト・ディッキー
魔女モノと見せかけた家庭崩壊の映画キター!
家庭崩壊がテーマの作品は、だいたい家族の中から可哀想なスケープゴートが出てきます。
なので観ていて居たたまれなくなる。
【▼ あらすじ】
1630年のニューイングランド。
不毛の土地に引っ越してきた、敬虔なクリスチャンの夫婦と5人の子供たち。ある日、一番下の弟・サムが行方不明になる。深い悲しみ、暗澹(あんたん)とした生活の中、次第に家族は一家の長女・トマシンが魔女ではないかとの疑いを抱く・・。
【▼ 予告編です】
ラストシーンはある意味救われるっていうかカタルシスがあるので、個人的におすすめの映画です。
【▼ 以下は盛大にネタバレしているよ!未鑑賞の方は気をつけてね。】
教会を追放され、荒れ地に居を移すことになったクリスチャンの一家。
どこかのコミュニティーに所属していないと異端者扱いになる時代に、教会を追放された家族って、両親相当なクセつよだなって思いますよね。
長女のトマシンが一番下の弟をあやしている。いないいないばあをしていたら突然弟が失踪した!
めっちゃ怖い。
ついに弟は戻って来ませんでした。母は寝込み、トマシンに辛く当たるようになります。
閉鎖された暗い土地で、一家だけでの生活。
厳しい冬を越すための食料はわずか・・。
もう、書いているだけで気が滅入る〜。
双子の幼い妹と弟がクッソ腹たつんだよなぁ。長女(トマシン)の言うことを全く聞かず、ちょっとバカにしてくる。
長男のケイレブは多少しっかりしているものの、トマシンの体に興味深々・・。
ここの家庭は父もおかしいんだけど、母も同じぐらいダメだから、ますます生活に暗雲が立ち込めてくる。
大雨の夜、森に入るトマシンとケイレブ。帰って来たのはトマシンだけ・・。
ケイレブは魔女の家を発見し、中から出てきたセクシー魔女に手篭めにされます。(実際はおばあちゃん魔女なんだけどね。良い夢見ろよ、ケイレブ・・。)
このおばあちゃん魔女が若返ったのは、おそらく、トマシンがいないいないばあをしていた弟をさらって、殺した血を浴びたからでしょうね。
ケイレブは、雨の中全裸で帰ってきたかと思うとそのまま寝込み、最終的にクソデカボイスで「キリストに抱擁された!」と喜びながら息絶えました。
それを見た母は鬱が加速し、トマシンを憎悪するようになります。
双子の妹がクソガキぶりを発揮して、母にトマシンが魔女だ!と吹き込む。そして父と母は、トマシンを評議会へ連行しようとします。
今まで溜まっていた家族への不満が爆発したトマシン。
「作物も満足に作れず、狩りもできない!ケイレブが死んだのは父さんのせいだ!!」
なぜか父だけがめっちゃ責められます(笑)
トマシンの言葉に、ほとんどショック死しそうな父。
母親は、死んだはずのケイレブの幻視を魔女に見せられ、おかしくなってしまいます。
一晩のうちに飼っていたヤギたちが何者かに殺され、朝起きてきた父は黒ヤギに腹をつかれて死亡。
その惨状を見た母親は、怒り狂って長女を魔女と決めつけ、襲いかかります。
首を絞められ、必死に抵抗しているうち、母親を殺してしまうトマシン。
最終的にトマシンは、父を突き殺した黒ヤギのブラックフィリップと言葉を交わし、悪魔と契約をしてしまいます。
ラストシーン。
トマシンが全裸で森に入り、火の周りでサバトを行っている魔女たちに加わる。
空に、ふわふわと舞い上がりだす魔女たち。
それを見てゲラゲラと大爆笑するトマシン。自身もふわふわと浮上します。
最後はトマシンが楽しそうでよかった!(雑に完)
【▼ 父親が「明日はみんなで断食をして神の許しを乞う」的なことを言うんだけれども、ただ明日食べる物が無いからやろ?って思う。】
