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【写真に写ったら殺しに来る】ホラー映画 ポラロイド ネタバレと感想

公開:2019年 アメリカ(88分)

監督・原作:ラース・クレヴバーグ

脚本:ブレア・バトラー

製作:ロイ・リー

出演者:キャスリン・プレスコット/ タイラー・ヤング/ サマンサ・ローガン

音楽:フィリップ・ギフィン

 

【あらすじ】

カメラ好きの女子高生が、掘り出し物の古いポラロイドカメラを手に入れる。さっそく幼馴染をカメラで撮影するが、その夜、彼は死亡してしまう。

呪われたカメラの怪異から、彼女は逃げ切ることができるのか?

リブート版チャイルド・プレイの監督、ノルウェー出身のラース・クレヴバーグが自身の短編ホラー映画をリメイクした、意欲作。

 

【予告編です】


www.youtube.com

 

ホラー映画「ポラロイド」のネタバレ感想です。

以下は雑にネタバレしているので、未鑑賞の方は気をつけてください。

 

このホラー映画は、正直に言って怖くないです。

以下がこの映画の”怖くないポイント”です。

【怖くないポイント 目次】

①怪異が怖くなイィい〜。

人間と目が合ったら一時停止になって、早送りスピードで襲ってくる怪異。ホラー映画「MAMA」にも出てきてたよね?

早送りで急接近してくる怪異ってあまり怖くない気がする。怖いと言うより、びっくりするよね。黒沢清監督の「回路」でゆっくりコンテンポラリーダンス踊りながら近づいてくる幽霊の方が怖かった。

 

②誰が怪異のターゲットになったのかわかりにくい。

怪異のターゲットになると、ポラロイド写真にボヤッとした影が写り込みます。そのボヤッとした影が怪異なんだよね。

それが自分の写真に写っていると、物理的に霊に殺害されます((;゚Д゚)ガクブル

 

リングとか呪怨は、霊に呪われると被写体が歪んで写真に映るよね。

明らかに!私!呪われている!!ってわかる。

怪異が写真に映り込むより、自分そのものが変な写り方する演出の方が怖いかも。

 

③透明の壁にヴンッて阻まれるぅー

呪いのカメラを破壊しようとすると、なんか透明の壁?にヴンッて阻まれて壊せない。そして主人公と同じクラスの陽キャたちが、死の写真の犠牲者になります。この陽キャたちは特に悪いことはしていないので、なんだか可哀想になってくる。

 

 

④呪いの死因が一律じゃない〜。死に方統一してくれー

被害者の死に方が統一されていないので、本当に呪いのせいで死亡したの!?ってなる。

わかりやすいのは、映画「リング」みたいな仰天死。もしくは、映画「ファイナルデスティネーション」のようなピタゴラスイッチ的回避不可能死がインパクトあって怖い。

 

死者が三人ぐらい出たあたりで、ようやく主人公が呪いのカメラで被害者を撮影したためだと判明する。しかも被害者は全員、クラスの陽キャ。監督は陽キャに恨みがあるとかではないよね?

 

⑤霊がふぁああおいぃ〜〜ッッみたいなティラノサウルスのあくびみたいな声で威嚇してくるからちょっとうるさい。

全く隠れる気のない霊。ちょっと笑いそうになるからやめて?

 

最後は熱湯シャワーで霊を撃退。写真は熱に弱いからだそう。

呪いの元凶である霊を撮影して(できるんだ!?)、その写真をくしゃくしゃに丸めたり焼いたりしているうちに滅したようです。

 

⑥主人公が霊を滅する瞬間にファックユーて言う。

ほんとにやめてほしいんだけど、彼らにとっては霊であろうと戦いの対象なんだよね。勝利宣言しないと満足できないのかな?

ついでに言うとそれは主人公に呪いのポラロイドで撮影されて、霊に殺された陽キャたちが主人公に向かって言うセリフやろ!?と思う。

 

⑦呪いの物品を海に捨てるのやめて〜

ポラロイドカメラを海に捨てるエンドやめろや!海に物捨てんな💢

 

 

▼なんだろう、見ても見なくてもどっちでもいいです!

ポラロイド(字幕版)

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▼ポラロイドカメラっていいよね。