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不気味でグロテスク、だがそこがイイ!!【 映画 MADGODマッドゴッド】 ネタバレ感想

制作年数30年、特殊効果の神フィル・ティペットによる、地下世界を描いたストップモーションアニメ。アンダーワールドを旅する暗殺者が見た世界とは・・。

意味不明なグロテスクさが中毒になる、稀有な映画です。

 

▼予告編です。


www.youtube.com

 

始まって10分近くセリフなしクレイアニメっぽい動き、そして手作り感が半端ないです。

不気味なビジュアルのモンスターが随所に登場します。

物語の始まりは、化け物が闊歩する地下に降り立った暗殺者。

すぐ近くでモンスターに捕食される生き物がいるけど、助けたりせずに地下を進みます。

暗殺者に対してモンスターがでかすぎ、または小さすぎて遠近感がよくわからない。彼が今どこを旅しているのかもわからず、全体的な位置が掴めません。

 

しかし下に下に降りていることはわかる。

↓以下はこの映画の主な登場人物(登場物体?)たち。

 

  • 謎のぶりぶりした質感の生き物(これは上の方から吊るされている模様)
  • 謎のドミノ倒し
  • 意味なく届く貨物列車
  • 意味なく潰される藁人間たち
  • 産声をあげる元気なエイリアン*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
  • グロテスクなエビ🦐

などなど。

 

あと、意外なことに物語の中盤で、暗殺者が敵に捕まります。

ベッドに拘束され、どこからともなく現れた医師に体を引き裂かれる。すると彼の体内から、臓物や貴金属などが出現します。

暗殺者は人間ではないのか?彼の体の中から本が出てきたあたりから、見るのがしんどくなってくるよ〜

 

映画が始まって35分が経過したあたりで、ようやく人間がでてきます。

テレビで、ベルリンの壁を壊す様子を見ているおじいちゃん。このおじいちゃんがめちゃ長いスカルプ付けてるぅぅ

今の任務に着く前の暗殺者の記憶でしょうか、荒廃した都市に降り立つ彼の様子がテレビに映し出される。

タコ型の宇宙人の理不尽な殺戮を尻目に、風呂場のタイルっぽい十字路を進む暗殺者。

 

▼全く関係ないですが、フロタイル土居を載せておきますね。

伝説のプロレスラー。現在はカップケーキの店を経営している。

 

戦闘中の道をすり抜け、慎重に地下に進みます。

暗殺者の記憶は、そこで途絶えていました。

その後、めっちゃでかい黒い何か(おそらく錬金術師)が赤ん坊を引き潰し、金の粉に変えます。そして最終的に爆破してEND。

 

もうどうしたらいいんでしょうね!?

 

この映画に自分なりの解釈をつけようと頑張ったんだけど、だめだ。本当に意味不明だった。

何回も見ることで少しずつ理解できるのかも。

 

▼Wikipediaに詳細なあらすじが掲載されていたよ!こちらを読んでようやくストーリーが脳内補完できた感じ。

ja.wikipedia.org

 

▼ある意味中毒になる映画なので、興味のある方はぜひご鑑賞ください!

マッドゴッド

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